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戸惑いは二秒 煌めきは永遠

閑話休題:夢女子の自分とそうじゃない自分


 ロズパ感想後編の文章が見事に煮詰まってしまい、どーにもこーにもにっちもさっちも行かない状態のまま数ヶ月経ってしまったので、筆休めにまったく関係のない話をさせてほしい。


タイトル通り、夢女子の自分とそうじゃない自分について。






 上の写真はクリスマスプレゼントとして推しからもらった(という程の)、某E社のリップ。
コスメやその類のものに明るくない推しが、姉に相談したりネットで調べたりして色々と考え抜いた末に行き着いた初めてのわたしへのプレゼント(という程)の刻印リップです…。


 わたしは以前の記事で述べた通り、夢女子ではない。いやもうこんなん買っちゃって絶対夢女子じゃん!?現実受け入れな!?ってなるとおもうんですけど、たぶん夢女子じゃない…。変わらず、夢女子ではない……とおもう…きっと…。ただ、最初の記事を書いた当時よりかは夢女子寄りのおたくになってきたんじゃないかな〜…?ってもおもいます……。(意見ブレブレか?)
推しの接触イベ行きてえ〜〜!!!とか、推しのプレボに入れるプレを何にするか何ヶ月も悩みてえ〜〜!!!とか、推しからの私信に身内だけフォローしてる鍵垢で騒ぎまくりてえ〜〜!!!って感情がたまに噴き上がったりする。ので。



…で、これをいつ買ったのか?という話なんですけど。
これ、自分で買ったわけではないんですよね…。これはマジで。ガチで。貰い物。妄想を現実と思い込んでいるわけではなく。ほんとに。



 まず、わたしが某E社のカウンターでリップに「スケート靴」の刻印をしてもらえる(スケート靴は期間限定のモチーフのため、現在刻印サービスは行われていません)ことを知って、欲しい!ってTwitterで呟いたのが事の発端。一応弁明(なんの?)しておくと、元から刻印リップは欲しくて、何か良い機会があったら買おうかな〜っておもってたんだけど。


 どうして「スケート靴」の刻印のリップが欲しいかというと、まあざっくり言うと推しが傾倒しているプリズムショーって、スケート靴みたいなブレードがついた靴を履いて演るものなんだよね!厳密に言うとそういう靴を履くわけではなくて、ジャンプを跳びたいというスタァの気持ちがブレードを具現化するとかなんとかちゃんとした設定あったとおもうんですけど、そこはまあ割愛というか、正直あやふやなので省略させてください…。
なので、「スケート靴」の刻印をしてもらえるってなったらそりゃあもう…推しにまつわるモチーフを集めたがるおたくからしてみれば垂涎ものなわけで。欲しい!ってすぐTwitterで呟きますよね。呟いたわ。そうしたら、恐らくそれを見ていたらしい友人から、数日もしないうちに、写真のリップをプレゼントされたんです。



 もう、え?ってなりました。
急に?というかまだ学生身分なのに、そんなホイホイ買えるわけでもないお値段の、いわゆるデパコスのリップを?誕生日でもないのに?


 特にメッセージカードとかも無くて、借りてた漫画を返すみたいな気軽さではい!って某E社の紙袋を渡されて、はずみで受け取って三度見くらいした。しかも当日勤務があったので、勤務先のロッカーに荷物と一緒に紙袋も入れて心ここに在らずな感じで勤務して、退勤してLINE見たら「〜このクリスマスプレゼントのコンセプト〜」みたいな長文のメッセージが来てて、めっっっちゃくちゃに大爆笑しながらそれ読んで帰りました。


 まず、推しはお姉さんがいるから、詳細な知識は無くとも「コスメ」が女の子が喜ぶプレゼントであることはきっと知っているだろうということ。
推しは寮で暮らす候補生だから、プリズムショーを行うことで推し自身に金銭的な報酬が支払われているかは定かではないけれど、映画やドラマの主題歌の作曲にはそれ相応の報酬が支払われているだろうから、いわゆるデパコスをプレゼントとして購入することも不可能ではないだろうということ。(個人的にここのこじつけがめちゃくちゃ腑に落ちて感動してしまった…)
わたしがこの先就活をすることを見据えて、落ち着いた色味のリップを選んだということ。
わたしが自分のイニシャル入りの小物をもつのがあまり好きではないから、推しが自身の名前をリップに刻印してもらったということ。


他にもあったけど、あんまり言うと恥ずかしいし上記以上に個人的すぎる話になってしまうので割愛。とりあえず、友人がすごく色々考えてリップを送ってくれたことが伝われば幸い…。


 こんな感じのメッセージが延々と続いて、最後に、「夢女子とは言い切れないけど夢見がちなファンでありたいって気持ちはわかるから、このリップを身につけている時だけは夢女子でいたらどうかな」というような(めちゃくちゃ内容ぼやかしてます…)メッセージをもらって、ずっと笑ってたのに急になんだか泣けてきてしまって…。


 送ってくれた友人は夢女子で、それもわりかし重度なんですけど、それでもわたしみたいなナメた夢女子のなりそこないのようなおたくのこともきちんと理解してくれたのがすごく嬉しかったんですよね。あと、リップをスイッチにして夢女子とそうじゃないおたくの切り替えをするっていうのが新しい解釈だなって感動もしました。現場によって夢女子として参戦したり、ただのファンとして参戦したりするのすごく新解釈?というか新しいな!ってワクワクしてきちゃったよ。
自分でも驚いたけど、このリップをつけて推しの夢女子として就活するのも若干たのしみになっていたり…。推しのパワー、すごすぎる。


 ここで散々吐き出してきたわたしのもやもや〜っとしたよくわからない位置の応援の仕方を、また少し明確にしてくれたような…わかりやすくしてくれたような…とにかくすごくすごく救われました。まだ「夢女子」とか「ファン」とか完全にラベリング出来るような着地点は見つからないけど、夢女子になったりならなかったりする時があってもいいかな?って気持ちになりました。
 ちなみに、今のところキンプリに関係ある現場にこのリップをつけて行ったことはないです。やっぱり推しがステージの上とかスクリーンの中に居るときって無意識にファンになっちゃうんだよな〜!!!
キンプリ関係ないご飯会とかフォーマルな場にはバリバリつけてくんだけどね。推しの夢女子として普通の生活を送るのたのしいな!?ってなった。友人、マジでありがとう!(無駄太字で強調すな)






2018/10/10 文章作成 ヒロ様お誕生日おめでとうございます。あまりにもささやかなブログではありますが、キンプリファンの末席に名を連ねる者として御祝い申し上げます。